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科目名科学コミュニケーション論
担当教員本間 善夫
Honma, Yoshio

コード25472401授業形態講義単位数2

学科科目区分sem.必修/
選択
国際地域
展開科目地域環境コース 環境・社会関連科目
4選択
子ども


健康栄養



履修上の留意事項


授業目標

 3.11東日本大震災における福島第一原子力発電所の事故を契機に,3.11以前の原子力発電に関する科学者やメディアの役割の見直し,事故後の放射線の影響に対する専門家の意見の食い違いなどがあり,科学に対する市民の見方が変容したり,科学技術と社会の間の橋渡し役である科学コミュニケーターに対する批判も噴出したりしている。
 原子力発電だけでなく遺伝子組み換え技術や最新医療など,科学技術が社会に及ぼす影響が大きくなっている現状の中で,それらをどのように利用していくのかを,市民の考えも取り入れながら決めていくことが必要となっている。科学技術が関係する政策の決定の場などにおいて,専門家と市民との橋渡しが必要となる機会も増え,科学コミュニケーターや科学ジャーナリストの存在が重視され,関連書籍も多数発刊されてきている。3.11後に出された科学技術白書においても科学コミュニケーションの重要性が指摘され,科学を身近なものにするサイエンスカフェなども紹介されている。
 講義ではインターネットなど多様なメディアを利用した科学(科学技術,サイエンス)コミュニケーションの具体的な手法を学び実践に結びつける。さらに市民や小・中・高校の生徒を対象とした自主的な活動にも期待したい。1年次開講の井山弘幸先生「科学技術概論」を学んでいることが望ましく,続けて学ぶ「科学技術社会論」を深化する上でネット活用スキルは欠かせない。
 なお,本間担当科目は『生命|社会|環境|情報|アート』について体系的に学んでもらうためにすべて連関していることに留意する必要がある(例えば生命科学や環境問題がわからなければ現在の問題の多くは正しく理解できない)。各教科でツイッターを利用するので,まず「インターネット利用論」でそのスキルやルール,問題点を把握してもらいたい。
【重要】教職取得予定者には「教職総合演習」で自作コンテンツ公開をしてもらいますので,本間担当科目の内容『生命|社会|環境|情報|アート』に関する知識・スキルを自分で身につけておくか講義を受講しておく必要があります。

授業計画(授業スケジュールと内容)

 最新情報・事例も即座に利用するため,講義内容や順番が変更する可能性があるが,基本方針としては以下の順序で講義を進める。
[1]3.11と科学コミュニケーション
[2]3.11とソーシャルメディア
[3]科学コミュニケーションとは
[4]科学の基本:SI単位を通して(ベクレル,シーベルト,…)
[5]環境問題と科学コミュニケーション
[6]エネルギー問題と科学コミュニケーション
[7]食品問題と科学コミュニケーション
[8]生命の問題と科学コミュニケーション
[9]科学ジャーナリズムと科学コミュニケーション
[10]教育と科学コミュニケーション
[11]科学コミュニケーションとインターネット
[12]サイエンスカフェとは
[13]アート,マンガ,アニメ,ゲームなどの活用
[14]科学コミュニケーション実践に向けて
[15]科学コミュニケーターとは
※科学コミュニケーション論の最新情報(各回の講義内容へのリンク順次追加)
http://www.ecosci.jp/student/#sc

成績評価方法

ソーシャルメディア発信内容および実際の科学コミュニケーション活動

教材(テキスト)

テキスト(「科学技術社会論」でも利用):平川秀幸,「科学は誰のものか 社会の側から問い直す」,生活人新書(2010)
他にWeb資料を活用し必要に応じてプリント配布。
研究室・演習室の個人蔵書も適宜貸し出し。
高校時代の教科書・参考書(理科,社会,環境関連副教材など)。

備考

継続的な情報収集・発信のために自宅でもインターネットにアクセスできる環境を確保しておくことが望ましい(PC,スマートフォン,タブレット端末,携帯電話)。