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科目名生命の化学と情報
担当教員本間 善夫
Honma, Yoshio

コード25473101授業形態講義単位数2

学科科目区分sem.必修/
選択
国際地域
展開科目地域環境コース 環境・生活関連科目
5選択
子ども


健康栄養



履修上の留意事項


授業目標

 3.11東日本大震災における福島第一原子力発電所の事故により地球規模で汚染が広がっている放射性物質のヒトへの影響だけでなく,生命系全体への影響が懸念されている。放射線と生物との関係はどのようにとらえられているのだろう。それを知るのは生命の成り立ちを理解しなければならない。
 また,高校理科・化学でも生命科学分野が一層重視されるようになるなど,文系・理系にかかわらず現代人の基礎教養として生命科学を学ぶ意義が大きくなっている。生命科学(ライフサイエンス)は今後の日本を支える科学の中で大きな柱の1つとして,ビジネスの世界でも注目され,最近の重要キーワードであるエピジェネティクスを取り上げたビジネス誌もある。
 もちろん『われわれはどこから来たのか』という人間の永遠の宿題に向き合うためにも,近年の著しい生命科学の進歩状況のアウトラインを知る意味は大きい。生命誕生の秘密を解き明かすために極限環境生物学や宇宙生物学などの分野も活発になってきており,そこでは物化生地すべてが結びついている。
 鍵となる生命の化学の基礎を講じた上で,Web上の様々な生命科学系データベースや担当者自作の教材データ集を活用しつつ学習を進め,多様な生体分子のネットワークから成り立つ生命の不思議に思いを致し,生命を尊重する大切さを理解すると同時に,人間社会のシステムにその知見を援用する発想についても触れる。さらに『生体分子の美しさ』という視点からも論じたい。
 なお,本間担当科目は『生命|社会|環境|情報|アート』について体系的に学んでもらうためにすべて連関していることに留意する必要がある(例えば生命科学や環境問題がわからなければ現在の問題の多くは正しく理解できない)。各教科でツイッターを利用するので,まず「インターネット利用論」でそのスキルやルール,問題点を把握してもらいたい。
【重要】教職取得予定者には「教職総合演習」で自作コンテンツ公開をしてもらいますので,本間担当科目の内容『生命|社会|環境|情報|アート』に関する知識・スキルを自分で身につけておくか講義を受講しておく必要があります。

授業計画(授業スケジュールと内容)

 最新情報・事例も即座に利用するため,講義内容や順番が変更する可能性があるが,基本方針としては以下の順序で講義を進める。
[1]放射線と生物との関係は?
[2]物化生地と生命科学
[3]“有機”な生体分子
[4]“水と油”で見分ける生体分子
[5]タンパク質と20種類のアミノ酸
[6]遺伝子とは
[7]セントラルドグマとは
[8]生体分子の“鍵と鍵穴”の秘密
[9]有機概念図で見る生体分子
[10]生物のエネルギー問題
[11]広大な生命科学系データベース
[12]生命科学系データベースの活用
[13]生命の化学を学べるWebサイト
[14]生命科学から学べること
[15]これからの生命科学
※「生命の化学と情報」の最新情報(各回の講義内容へのリンク順次追加)
http://www.ecosci.jp/student/#life

成績評価方法

ソーシャルメディア発信内容および課題レポート内容

教材(テキスト)

Web資料を中心とし,必要に応じてプリント配布。
研究室・演習室の個人蔵書も適宜貸し出し。
高校時代の教科書・参考書(理科,化学,生物)。
※参考図書例(☆クリックで本間サイトへ)
東京大学生命科学教科書編集委員会 編,「文系のための生命科学 第2版」,羊土社(2011)
本間善夫・川端潤,「パソコンで見る動く分子事典」,講談社ブルーバックス(2007)
甲田善生・佐藤四郎・本間善夫,「新版 有機概念図 基礎と応用」,三共出版(2008)

備考

継続的な情報収集・発信のために自宅でもインターネットにアクセスできる環境を確保しておくことが望ましい(PC,スマートフォン,タブレット端末,携帯電話)。